柴田南雄/四つのインヴェンションと四つのドゥ−ブル(2種類CD有)無限曠野、 ふるべゆらゆら | 松村禎三/巡礼T・U | 間宮芳生/12のエチュード | 間宮芳生/風のしるし・オッフェルトリウム |
間宮芳生/ショパン詣 | 間宮芳生/にほんのこども | 間宮芳生/ピアノの小径 | 権代敦彦/狂ったように、狂ったように、私も光を求める |
権代敦彦/十字架の道 | 権代敦彦/フーガ/ストレッタ | 権代敦彦/高き天より我は来たれり | 権代敦彦/青の彼方へ |
権代敦彦/十字架の道/光への道 | 伊藤弘之/響きの森へ | 伊藤弘之/静かに、深く、そして強く | 小鍛冶邦隆/マドリガルT〜Y |
高橋悠治/遠い島の友へ… | 西村 朗/永訣の朝 | 野平一郎/日本のうた | 南 聡/ピアノソナタ3 ≪“甘き春”の残痕≫ |
伊藤弘之作品集 Swaying into Darkness 『響きの森へ』ピアノのための 『静かに、深く、そして強く』 混声合唱とピアノのための |
2008年1月8日のリサイタルのために伊藤弘之さんに作曲して頂いた『響きの森へ』を埼玉県三好町文化会館「コピスみよし」でレコーディングさせて頂きました。(2010年3月4日) まだ寒さの残る早春に体験した、静かでいながら妥協のない強い時間は、そこだけくっきりと切り取ったかのように私の裡に残っています。 『静かに、深く、そして強く』は、東京混声合唱団委嘱作品、2008年3月21日東京文化会館小ホールにて初演。(田中信昭:指揮)この演奏が収録されています。 CDには、このほか6作品が入っています。FOCD2569 |
無限曠野/銀河街道 ―柴田南雄後期作品集 『四つのインヴェンションと 四つのドゥ−ブル』 |
柴田先生の没後12年メモリアルコンサートのライヴ・レコーディング。(2008年9月26日東京文化会館小ホール、9月28日大阪・いずみホール) 『四つのインヴェンションと四つのドゥ−ブル』は、1990年12月17日のリサイタルのために先ず「四つのインヴェンション」を作曲して頂きました。 初演後に、4曲の「インヴェンション」それぞれに「ドゥ−ブル」という形の自由な変奏曲を付け加えて下さることになって、1991年5月14日に「全曲」を初演しました。 第4曲では日本民謡の旋律が使われていて、ドゥ−ブルでは民謡を弾き歌いしています。楽しくて仕方ありません! CDには、公演のプログラム全曲が収録されています。 『バリトンとコントラバスのための五つの歌曲』 『歌仙一巻 狂句こがらしの』 『合唱曲 無限曠野』 『風(三つの無伴奏混声合唱曲)』 『児童合唱のための 銀河街道』 VZCC-1023〜4(2枚組CD) |
阿知女 松村禎三作品選集W 『巡礼 ―ピアノのための―T、U』 |
「新しいうたを創る会」で、歌曲集『貧しき信徒』を 委嘱初演させて頂いた1996年、この夏の体験は忘れることのできない 強烈で濃く深い記憶となって私の裡に残っています。松村先生のあまりに清澄な、そして揺るぎない強い創作意欲に触れさせて頂くことが出来たのは ほんとうに幸せなことでした。初演は9月11日でしたが、作品を頂戴した春から夏にかけて、多くの時間を先生と過ごさせて頂きました。 ピアノ曲『巡礼』を完成されたと伺い、すぐに仙台(2000年7月14日)と東京(2001年1月25日)のリサイタルで演奏し、このCDのために 2003年5月14日山梨県牧丘町文化ホールでレコーディングさせて頂きました。CMCD-28031 |
小鍛冶邦隆作品集U マドリガル或いは愛の寓意 T〜Y |
銀色夏生の詩に作曲された『マドリガル』全6曲を、田中信昭(指揮)、東京混声合唱団と共にレコーディングさせて頂きました。
(2009年9月9日彩の国さいたま芸術劇場)
Tは1991年の作曲ですが、2006年「新しい合唱団」の演奏の折に、改訂されました。
Uは女声合唱。Wは、「合唱連盟 虹の会」の委嘱作品で、2007年6月29日に初演しました。
Xは、東京混声合唱団の委嘱作品。2008年3月21日の東混定期で初演。
Yは、このCDのために作曲されました。 どの作品も、都会の情景を切り取ったかのような独特のセンチメンタルで瑞々しい雰囲気を持っていて、 私には、中学高校の頃を思い出させてくれる音楽です。ALCD−82 |
遠い島の友へ・・・ 『永訣の朝』(西村朗:作曲) 『遠い島の友へ…』(高橋悠治:作曲) 『日本のうた』(野平一郎:作曲、編曲) |
田中信昭:指揮、東京混声合唱団の第210回定期演奏会のライブ録音。(2007年3月23日東京文化会館小ホール) 『永訣の朝』は、同声合唱のための作品(男声でも女声でも)ですが、それをダブルにして混声で演奏されています。この作品に一目ぼれした私は「演奏したい!」 と言い続けたおかげで、北は札幌から南は鹿児島まで、東混をはじめ各地の合唱団と10回を超える回数共演させて頂いています。 『遠い島の友へ・・』李静和:詩のこの作品は、「最近まで語ることさえもタブーだった」済州島の民衆蜂起を背景としています。高橋悠治氏の音楽に向き合うことは 自分がいかにまったくなっていないか、を痛切に知らされることです。ピアノ曲『乱れ乱れて』『なびかひ』、 合唱を使う作品『〜スイジャクオペラ〜泥の海』『夜、雨、寒さ』など初演させて頂きましたが、いつも遠い向こうにあってたどり着くことが出来ません。 私にとって、永遠のあこがれです。 『日本のうた』は、4曲から成る組曲。「ずいずいずっころばし」「この道」の幻想的な編曲。野平一郎氏、ご自身の歌曲を合唱に編曲された「想うことはいつも」、 そして、浄瑠璃の清元節を編曲された「卯の花」。実は、私の義弟が歌舞伎をはじめとする日本の伝統文化が大好きで(オタクともいう?)、 彼が色々と推薦してくれた中から野平氏に聴いて頂いた演奏が、この名編曲の生まれるきっかけになりました。「卯の花」の後半部分なので、義弟が「前半もできるといいな〜♪」と いつも言っています。この他、間宮芳生『コンポジション第16番』も収録されています。EFCD4128 |
ふるべゆらゆら 柴田南雄作品集 『四つのインヴェンションと 四つのドゥ−ブル』 |
このCDは、最初「私家版」として柴田先生が作られたものです。「声に関連があり、しかも、ふつうの独唱曲や合唱曲とは大いに異なる形態の3曲を選んだ。」と
解説に書かれています。(上記の「無限曠野/銀河街道」のところにも書きましたが、『四つの〜』ではピアニストも歌います!) 1979年作曲の『ふるべゆらゆら』(島尾ミホ、吉増剛造:語り、上杉紅童:石笛、東京混声合唱団、田中信昭:指揮)、 1978年作曲の『パイドロス−はばたくエロス』(丹羽勝海:うた、柴田雄康:リコーダー)と一緒に、『四つのインヴェンションと四つのドゥーブル』が収録されています。 私の演奏は、1992年1月27日仙台青年文化センターでのリサイタルのライヴ録音で、たいへん未熟なものですが、他の作品がとても面白く貴重なものなので 是非、お聴き頂きたいです!!FOCD2531 |
南 聡●ジグザグ バッハ 『ピアノソナタ3 ≪“甘き春”の残痕≫op.30』 |
南 聡作品は、どの作品もまずタイトルに惹きつけられます。(一筋縄ではいかないぞ!というカンジ) 委嘱作品のこの『“甘き春”の残痕』のほかにも『“昼”の注解/鳥籠の中の変貌2 ピアノ・ソナタ2』 『彩色計画・T−(十字街)−』などのピアノ独奏作品を演奏させて頂きましたが、どれも多彩な音色と多様な構成の音楽に身体中ドキドキワクワクします。 そうそう、『彩色計画]』という作品は、『T 〜オーケストラを伴うピアノのための』『X 〜ピアノを伴うオーケストラのための』 『EFE 〜ピアノとオーケストラのための』という3つの独立した作品を組み立てて出来ている大きな作品で、EFEの初演を含む全曲を 1997年4月に京都の学生の皆さんと演奏させて頂きました。楽しかったです。CDには『“甘き春”の残痕』のほか、6作品収録されています。FOCD2554 |
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